タイ貢献党幹部が強調 「タクシン元首相の発言は政府方針と一致しているわけではない」
タイ北部チェンライ県で先頃、中核与党・タイ貢献党の実質的リーダーとされるタクシン元首相が、県行政機構長選挙に出馬した同党候補を応援するために演説。この中で同氏が電気料金の引き下げなどを約束したとして「選挙違反ではないか」との指摘が出るなど物議を醸しているが、タイ貢献党幹部のプームタム副首相はこのほど、タクシン氏の発言は県行政機構長選における貢献党の選挙対策アシスタントとしての発言であり、それが常に貢献党の方針と一致しているわけではないと説明した。
そのため、同副首相は、タクシン氏の発言について貢献党が心配したり、責任をとったりしたりする必要はないとコメント。「タクシン氏が何を話そうと、その責任は彼個人にある」と強調した。