「カジノ運営許可は入札を通じて」 タクシン元首相が透明性強調 連立政権内の不協和音を否定
タイ政府カジノを含む複合娯楽施設建設計画を推進しているが、中核与党・タイ貢献党の実質的リーダーとされるタクシン元首相は1月18日、カジノ運営の許可は入札を通じてのみ付与されると強調した。この発言は、カジノには大きな利権が絡むことからカジノ運営が公明正大であることを強調することが狙いとみられている。
タクシン氏はさらに、「入札に参加する者は観光開発と税収増加にどのような貢献ができるかの説明を求められることになろう」と説明するとともに、「連立政権の中に貢献党が後押しする複合娯楽施設計画に賛成していない政党が存在する」との報道を否定。また、カジノ合法化には国民投票を実施する必要があるとの意見には否定的態度を示した。