ミャンマーへの燃料・電力供給 犯罪組織利用の証拠あれば直ちに停止 タイ首相が明言
ペートンタン首相は2月4日、タイ国境に近いミャンマー領内の町などで犯罪組織がタイ側から供給されている燃料・電力の恩恵に与っているとの明確な証拠があれば、タイは直ちに供給を停止すると明言した。
「いつ停止するのか」との質問に首相は、「この件については閣議で説明しており、躊躇しない。(特殊詐欺のために)コールセンターを設けている犯罪組織が電力や燃料を利用していることが判明したら、すぐに供給をストップする。我々は(このような特殊詐欺から)タイ国民を守ることを最優先に考えている」と返答した。
首相によれば、タイ国境近くのミャンマー領内の町などはタイから供給される電力と燃料に大きく依存しているものの、そこで犯罪組織が暗躍していることはタイ国民に大きなインパクトを与え、タイの対外イメージに深刻な影響を及ぼしているという。