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タイ当局 ミャンマー領内の5地区への電力・燃料・インターネットサービスの供給を停止

タイの関係当局は2月5日、タイ国境に近いミャンマー領内の5地区への電力、燃料、インターネットサービスの供給を停止した。この措置は、4日にプームタム国防相出席のもとに開かれた国家安全保障会議(NSC)の会合での決定に基づいたもの。

NSCによれば、タイ国境近くのミャンマー領内ではインターネットを使ったコールセンターを開設するなどして特殊詐欺を働いている犯罪組織が存在し、これがタイのみならず諸外国にも被害をもたらしていることから、これらの犯罪組織の活動にブレーキをかけるべく電力などの供給を停止することが決まったという。

タイだけでもミャンマー領内で活動している犯罪組織によるとみられる事件がこれまでに55万7500件も報告されており、その被害は総額860億バーツに上っている。なお、ミャンマーはタイから電力などの供給を受けられなくなったことから隣国ラオスからの調達を模索しているとのことだ。

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