不信任案審議 3月実施の見通し 最大野党「タクシン元首相は標的にしない」
タイ野党所属の下院議員のまとめ役のパコンウット議員(最大野党・人民党)によれば、野党は3月の不信任案審議に向けて2月7日に準備会議を開く予定という。この会議はすべての野党の代表が出席する予定で、夕食会の後に記者発表が行われるとのことだ。
パコンウット議員は、「いつ不信任案審議を行うかはまだ最終的に決まっていない。審議日程は与党議員のまとめ役と野党議員のまとめ役が国会議長(下院議長)と協議して決める必要があるものの、3月中に行われる可能性が高い」と指摘している。
また、中核与党・タイ貢献党の実質的リーダーとされるタクシン元首相が最近、積極的に政治的発言をして存在感を増している。これを受けて「不信任のターゲットにタクシン氏は含まれるのか」との質問が記者から出たが、同議員は、[今のところタクシン氏を標的にすることは考えていない]と返答した。