タクシン元首相が自身の政治的影響力の低下に言及 次期総選挙ではタイ貢献党勝利に自信
2月1日投開票の県行政機構選挙の結果を受けて、タクシン元首相はこのほど、「私は政治的魔力を失ってしまったのかもしれない。若者の中には私が過去にどのような業績を残したかを知らない者もいる」と述べ、自身の政治的影響力に陰りが見えてきたとの思いを吐露した。それでも、中核与党・タイ貢献党の実質的リーダーとされるタクシン氏によれば、2027年の総選挙でタイ貢献党は健闘して500議席中200議席以上を獲得する可能性が高いとしている。
県行政機構の機構長と構成員を選ぶ選挙では、タクシン氏は貢献党候補を応援する演説などを積極的に行ったが、結果は同党の期待を下回るものだった。このため、政界観測筋などからは、タクシン氏の政治的影響力の低下を指摘する声が出ている。