不信任案審議に伴う内閣改造の憶測 タクシン元首相、ペートンタン首相ともに否定
野党陣営は近く不信任案を提出して政府の責任を追及する姿勢を見せているが、タクシン元首相はこのほど、「不信任案審議後に内閣を改造する必要はない」と述べ、不信任案審議での野党の口撃で政府が打撃を受けることはないとの見方を示した。
タクシン氏の次女ペートンタン首相も「不信任案審議後も閣僚は同じポストにとどまる」と述べており、内閣改造の必要はないとの姿勢を堅持している。
不信任案審議に伴い農相が入れ替わるのではないかとの見方も一部で出ているが、タクシン氏は農相交代に否定的な見解を示す。また、「内閣改造について首相から相談を受けるのではないか」との質問に対しても「首相には自身で決める権限がある」と返答。相談の必要はないとの強調した。