法令委員会 カジノ合法化は観光促進が主目的と説明 HP通じて市民の意見募集中
タイ政府がカジノを含む複合娯楽施設を開設する形で賭博を解禁しようとしていることに一部で反対意見が出ている。だが、この政府の複合娯楽施設開設案の内容を詳しく精査している最高法律諮問機関である法令委員会のパコン事務局長はこのほど、同案は外国人を呼び込むことで観光業を発展させることを主眼としたもので、タイ人が同施設に入り浸ることがないよう厳しい措置が盛り込まれていると説明した。
カジノ合法化に反対する人々は、現行法では違法であるにもかかわらず違法賭博場に足繁く通ったり、サッカー賭博に手を出したりして金銭トラブルを抱える人が少なくないことからカジノ合法化によるギャンブル中毒がさらに増えることなどを懸念している。
なお、パコン事務局長によれば、法案の内容精査は第1ステージが終了して、現在第2ステージに入ったところ。法令委員会ではホームページでカジノ合法化に関する人々の意見を3月1日まで受け付けており、これらの意見を参考にしながら精査が進められることになるという。