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タイ中部平野の稲作農家が政府庁舎前で米価引き上げを要求 トン当たり1万バーツに

スコータイ、ピサヌローク、スパンブリなどの中央平野の複数の県の稲作農家が先ごろ、バンコクの政府庁舎前に集まり政府に対し、トン当たりの米価を現在の約6000バーツから1万バーツに引き上げるよう要求した。これら農家は首相、農相、商務相などとの面会を要求していたが、スチャート副商務相が農民らに会い意見を聞いた。

タイでは熱帯の気候を利用して米の二期作、三期作が行われている。中央平野ではすでに稲の収穫が始まっているものの、コメの買い上げ価格(トン当たり)が昨年の10000~11000バーツから6000~7000バーツに下がっており損失を被っているという。政府庁舎前に集まった農家からは、「政府が明確な返答をするまではコメを収穫しない」という声も聞かれた。

なお、国家コメ政策管理委員会の委員長を務めるピチャイ財務相および農業省や商務省の報告によれば、インドがコメ輸出を増やしているほか、ベトナム米が値下がりしていることから、タイ米の輸出価格も下がり、現時点で収穫が始まっている米のタイ国内取引価格も下がっているとのことだ。

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