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ウイグル人グループを中国に送還した背景をペートンタン首相が説明

タイ政府が2月27日、約11年間身柄拘束していたウイグル人40人を中国に強制送還したことに批判的意見やテロ発生を懸念する声が出ているが、ペートンタン首相はこのほど、「40人はタイに不法入国して捕らえられたのであり、また、どの国も彼らを受け入れようとしなかった」と説明した。

中国は同国内でのウイグル人の扱いについて人権無視といった批判を受けているが、首相によれば、40人に関して中国側は法的責任を追及しないと約束しており、また、中国で幸福に暮らしていることをタイ当局が確認するのを許可するとしている。首相は、「中国でウイグル人たちの安全が担保されないと考えていたなら、彼らを中国には送還しなかった」と強調した。

また、タイでは2015年にウイグル人を中国に送還した後、バンコク中心部で爆弾を使ったテロが発生し20人が死亡する事件が起きたが、米国も日本も今回のウイグル人強制送還がテロに繋がる恐れがあるとしてタイ滞在中の自国民に安全対策を講じるよう呼びかけている。

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