カジノ合法化推進に市民は「政府は実現を急ぎすぎ」 首相「急いでいない」
カジノを含む複合娯楽施設をタイ国内の複数か所に開設するというカジノ合法化案について、「政府は実現を急ぎすぎている。裏取引が存在するのではないか」といった見方が強まっている。このため、ペートンタン首相は4月3日、「私たちは急いでいない。論争が拡大しないよう正確かつ適切な情報提供に努める」と釈明した。
カジノ合法化には、下院と上院の承認を得た後、国王陛下が承認されることが必要だが、上院議員の多くが批判的であり、市民団体の抗議なども予想されることから、合法化実現までには紆余曲折があるとの見方が支配的だ。