カジノ法案 タイ政府が下院審議を延期 首相「地震への対応など緊急案件を優先」
カジノを含む複合娯楽施設を開設するというカジノ合法化案について、ペートンタン首相は4月8日、9日に予定されていた下院での同案の第1読会を次の通常国会まで延期する考えを明らかにした。
同案に対しては、議会の内外で反対意見が出ているが、首相によれば、先の地震への対応など緊急を要する案件がほかに存在することから、連立政権を構成する政党はカジノ法案の第1読会を延期することに同意したものという。
また、ピシット上院議員は8日、上院議員200人中100人以上がカジノ合法化に反対し、国民の意見を聞くために国民投票を実施するよう要求していると改めて表明した。