近い将来の内閣改造 タイ貢献党広報担当が可能性を否定 首相も改造には消極的
この数か月のうちに閣僚が入れ替わる内閣改造が行われるなどと報じられているが、中核与党・タイ貢献党の広報担当ダヌポン議員はこのほど、同党は現在、来年度予算に集中しており、近い将来に内閣が改造されることはないと明言した。タイ貢献党党首のペートンタン首相も現在の閣僚のままで国政を担うことを希望しているという。
関係筋によれば、与党第2党・タイ威信党の幹部からカジノ合法化で貢献党と意見を異にする発言が出ていることから、貢献党が内閣改造で威信党を排除したがっているといった見方が出ている。だが、ダヌポン議員によれば、今年10月1日にスタートする来年度予算案の下院通過に備えることが最優先課題であり、内閣を改造している時間はないとのことだ。 貢献党幹部のプームタム副首相兼国防相も「内閣改造は首相の専権事項だが、威信党はよきパートナーであり、当面は改造の必要性はない」と話している。