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タクシン元首相 警察病院特別室で服役に批判止まず オンブズマンが関係当局に説明要求

タクシン元首相が警察病院特別室に入院する形での服役が許されたことについて、オンブズマン(国政監察官)事務所はこのほど、関係当局に対し、30日以内に説明するよう要請した。

チーフ・オンブズマンのソムサク氏は4月24日、「(刑務所などを管轄する)矯正局や関係機関に事実関係と法的説明を30日以内に提出するよう要求した」と明らかにした。

長らく事実上の亡命生活を続けていたタクシン氏は一昨年8月末に15年ぶりに帰国し、すぐに首相在任中の違法行為について有罪判決を受け収監されたが、その日の夜中に体調不良を訴え警察病院に緊急搬送された。その後、同氏は加療が必要との理由でそのまま警察病院特別室に入院し続け、結局刑務所に戻らずに昨年8月に正式に釈放となった。

野党陣営などから、刑務所外での服役が許されたのは違法な特別扱いの疑いがあるといった指摘があり、また、入院が本当に必要だったかを証明すべく治療記録の公開などを求める声も出ているが、今のところ個人情報であるなどの理由で当局は説明を行っていない。

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