下院補選で与党第2党が敗北 「内閣改造」報道に副首相が苦言「補選と改造は無関係」
タイ南部ナコンシタマラート県で4月27日に投開票された下院議員補欠選挙で、与党第2党・タイ威信党の候補が敗れ、クラータム党の候補が最多票を獲得し当選を確実にした。これを受けて、内閣改造の可能性が高まったと一部で報じられているが、中核与党・タイ貢献党の重鎮プームタム副首相兼国防相はこのほど、「クラータム党の勝利は歓迎する。だが、これは内閣改造とは無関係」と指摘するとともに、マスメディアに対し、混乱を招かないよう補選の結果を内閣改造に絡めて報じないよう求めた。
プームタム氏によれば、連立政権はうまく仕事ができており、政権内で閣僚ポストの入れ替えなどに関する話し合いは行われていないという。