カジノ法案 7月の国会開幕までに首相主導で与党内で協議の見通し
中核与党・タイ貢献党が強力に推進する姿勢を示している、カジノを含む複合娯楽施設建設案については、与党内にも否定的な意見の者がおり、政府は先の国会会期中に審議することを断念したが、ソラウォン観光スポーツ相によれば、7月の国会開幕までにペートンタン首相の呼びかけで与党首脳が集まり同案について協議する見通しという。
また、貢献党幹事長のソラウォン大臣は、「貢献党党首のペートンタン首相は同党所属議員に対し、地元に戻って複合娯楽施設が国にどれほどの利益をもたらすかを有権者に説明するよう指示した」と明らかにした。
複合娯楽施設に関しては、カジノが含まれることからギャンブルに起因する問題が深刻化するといった批判的な意見に出ている。だが、政府はマイナス面だけに注目せずに国に大きな収入をもたらすというプラス面を高く評価すべきと訴えている。