昨年の上院議員選で当選者60 人に不正の疑い 中央選管が調査へ 資格剥奪の可能性も
昨年6月に実施され、立候補者の互選によって200人が選出された上院議員選挙について、消息筋はこのほど、中央選挙管理委員会が上院議員60人を呼び出して選挙違反の疑いを伝える見通しだと明らかにした。
上院選では互選を何度か繰り返して最終的に残った200人が上院議員となったが、この課程で特定候補者を当選させるための裏工作があったと疑われている。上院議員選挙に関する法律に抵触したとして有罪となった者は、1~10年の禁錮刑、または2万~20万バーツの罰金刑もしくは双方、さらに20年間の公民権停止(例えば、選挙に立候補することができなくなる)となる可能性がある。 消息筋は、「中央選管が呼び出して容疑を伝えた上院議員には釈明の機会が与えられる。その後、選管は当該議員の資格を剥奪すべきか、最高裁に公民権停止を請求すべきかを決めることになる」と説明している。