タクシン元首相のカタール訪問不許可 控訴裁判所も下級審の判決支持
ソムチャイ上院議員によれば、控訴裁判所(日本の高等裁判所に相当)はこのほど、タクシン元首相のカタール訪問を不許可とした下級審の判決を支持する判断を示した。
タクシン氏は一昨年8月末に15年ぶりのタイ帰国を果たすまで事実上の亡命生活を送っていたが、その間に韓国で行った地元新聞社とのインタビューで不敬に当たる発言があったとして裁判にかけられており、現在保釈中であることから出国には裁判所の許可が必要となっている。
ソムチャイ議員によれば、司法当局がカタール訪問を不許可としたのは、①カタールでタクシン氏とトランプ米大統領の会談が行われる確証が存在しないこと、②警察病院の特別室入院に関してタクシン氏が法廷で説明する日程とカタール訪問日が近すぎることーの2つが理由という。