来年度予算案3兆7800億バーツ タイ政府が承認 5月28日から下院で審議
タイ政府は先ごろ開いた閣議で、来年度(今年10月~来年9月)の国家予算案を承認した。歳出が3兆7800億バーツに上る来年度予算案は、予算局が作成し、最高法律諮問機関の法令委員会が内容を了承。5月28~30日に下院で行われる第1読会で審議される。
ペートンタン首相は、「予算案については与党間ですでに協議済み。後は国会議員が必要に応じて内容を修正することになる」と説明。首相顧問のソンクラム氏によれば、来年度予算案は予算の有効活用、国民や内外の投資家の要求に応えることを目指したもので、政府はその詳細を説明する用意ができているという。
中核与党・タイ貢献党が強力に推進しているカジノを含む複合娯楽施設の開設については、与党幹部の中に異論があり足並みの乱れが指摘されたが、与党第2党・タイ威信党のアヌティン党首によれば、来年度予算案に関してどの与党も賛成しているとのことだ。