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タクシン元首相 違法薬物対策の強化訴える ミャンマー少数武装勢力弱体化が鍵

タクシン元首相は5月27日、麻薬制圧委員会(ONCB)で開かれた会議で麻薬対策についてキーノートスピーチを行い、この中で隣国ミャンマーの少数武装勢力「ワ州連合軍(UWSA)」に対する麻薬対策を強化して同勢力の弱体化を図ることが麻薬問題の緩和・解決に繋がるとの見解を示した。

ミャンマーではジャングルを拠点とする反政府勢力が麻薬を密造・密売して資金源としていることが以前から知られているが、タクシン氏によれば、この問題の解決に向けてタイ外相が近隣諸国の担当者と話し合いをする予定という。

また、タイでは近隣国から持ち込まれた大量の覚醒剤などが安価で密売され、若者の間に浸透していることが大きな問題となっているが、タクシン氏はスピーチの中で、「違法薬物は現在と将来のタイにとって脅威であり、子供と青少年を蝕んでいる。この問題には最優先で取り組む必要がある」と強調した。

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