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タクシン元首相の詐病・特別扱い疑惑 タイ医療評議会が再度「クロ判定」

タクシン元首相が警察病院特別室に入院しながら禁錮刑に服するのが認められたことに違法な特別扱いとの批判が出ているほか、実際には長期入院するほど重病ではなかったとの疑惑もあるなか、タイ医療評議会(MCT)は6月12日、タクシン氏の入院にかかわった矯正局の医療施設に勤務する医師1人を訓戒、警察病院の医師2人を医師免許停止に処するとしたMCTの先の決定を賛成多数で改めて承認した。これで、ソムサク保健相がMCT名誉議長の権限でMCTによる医師3人の処分を無効とした措置が覆されることになった。

関係筋によれば、MCTが今回、医師3人の処分を妥当と認めたのはこれらの医師に不適切な判断があったとMCTが認めたことを意味しており、タクシン氏を詐病で病院のVIPルームに退避させ、刑務所での服役を回避させたとの疑惑がさらに深まることになった。

なお、MCTは、医療関係の監督を任された国の専門機関で、英国医師法の規定に基づいて運営されている。

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