ペートンタン首相 カンボジア上院議長との私的会話が流出し窮地に追い込まれる
タイとカンボジアの国境紛争がエスカレートの兆しを見せる中、ペートンタン首相がカンボジアのフン・セン上院議長(前首相でフン・マネット現首相の父)と通訳を介して私的に話し合った通話内容が流出。この通話内でペートンタン首相に不適切発言があったとしてタイで批判が噴出している。このため、ペートンタン首相は6月18日、緊急の釈明を余儀なくされるに至ったが、まったく火消にならず、政権崩壊の危機に瀕している。
公開された通話内容は、約17分に及ぶ通話のうちの9分間程度。通話の中では、ペートンタン首相とフン・セン氏の親しい間柄が窺える表現もあった。これは、首相の実父タクシン元首相はフン・セン氏が首相を務めていたころから同氏と昵懇の仲とされていたため。