与党・民主党幹部から政権離脱を求める声 「政権支持」との決定に党離脱の動き
タイの隣国カンボジアのフン・セン上院議長との私的通話でペートンタン首相がタイの国益や国軍を軽視する発言をしていたとされる問題でタイでは政府批判の動きが拡大しつつあるが、これを受けて与党・民主党ではチャムニ副幹事長が、「政権にとどまる」としたチャルムチャイ党首に対し現政権から抜けるべく考えを改めるよう迫っているという。
民主党は先ごろ開いた役員会でタイ貢献党率いる現政権にとどまることを決定したが、チャムニ副幹事長によれば、民主党内ではこの決定に落胆し、党離脱を考えている者が少なくないとのことだ。
民主党はかつて反タクシン運動の旗頭だったこともあり、タクシン派のタイ貢献党率いる現政権に参加することには幹部連の一部に強い抵抗があった。