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カジノ合法化法案 首相の不適切発言でタイ政府が審議後回しを検討

タイ政府は現在、カンボジアとの国境紛争とこれに関するペートンタン首相の不適切発言で厳しい批判に直面。政府は間もなく開幕する通常国会で、カジノを含む複合娯楽施設開設案を優先的に審議する方針を決めていたが、ここに来て同案の審議を後回しにすることなどを検討している。

同案は具体的にはカジノすなわち賭博を合法化するというものだが、これには以前から根強い反対意見があり、同案の国会審議を政府が強行すれば、すでに高まっている政府批判がさらに加熱、拡大する恐れがある。

カジノ合法化を強力に推進している中核与党・タイ貢献党は、カジノの合法化・開設による収入すなわち経済的利益を強調。だが、サッカー賭博など違法な賭け事に熱中するギャンブル中毒が以前から社会問題となっているタイでは、カジノ合法化が実現に近づけば近づくほど批判も熾烈になっていくことは確実だ。

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