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タイ貢献党の首相候補チャイカセム氏 「首相就任の用意はあるがやりたくない」

カンボジアとの国境紛争に絡む同国のフン・セン上院議長との私的通話での不適切発言でペートンタン首相(中核与党・タイ貢献党党首)は厳しい批判を浴び、退陣を要求する市民デモまで起きているが、タイ貢献党幹部のチャイカセム氏(76)はこのほど、記者の質問に対し、「必要ならば首相に就任してもよいと考えている」と述べた。

タイでは総選挙後に一定の条件を満たす政党が推す候補(ただし、総選挙前に最大3人までのリストを選管に提出することが必要)の中から首相を選ぶことになっているが、元検事総長、元国立チュラロンコン大学教授(法学)のチャイカセム氏は2019年と2023年の首相指名選挙において貢献党の首相候補の1人だった人物で、10年以上前にはインラック政権で法相を務めたこともある。

同氏は、「首相を務めることのできる若くて有能な人が沢山いる。だが、請われれば首相に就任する用意がある。ただ選択できるなら、首相はやりたくない」と話している。

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