野党勢力がタイ貢献党政権に対し年内の下院解散と総選挙実施を要求
タイ野党陣営は7月3日に開いた、タイ威信党を正式に野党に迎え入れるイベントの中で現政権に対し、暫定首相を任命し、年内の下院解散と総選挙実施に向けて準備を始めるよう要求した。
タイ威信党は与党第2党として政権に参加。アヌティン党首が副首相兼内相を務めるなど重要なポストを担っていたが、カンボジアとの国境紛争に絡んだペートンタン首相の不適切発言が厳しい批判に晒されたことなどで現政権を見限って野党に加わることになった。
最大野党・人民党は同日、公式Facebookページで、野党陣営が暫定首相を支持するための複数の条件を発表。同党のナタポン党首によれば、今後の対政府戦略について野党首脳と協議し、この中で中核与党・タイ貢献党が強く要望しているカジノを含む複合娯楽施設開設を野党が容認しないことで意見が一致したとのことだ。