政府が賭博合法化法案を取り下げ タイ貢献党幹部が呼びかけ「抗議デモはもう不要」
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現政権の中核をなすタクシン派・タイ貢献党はこれまで、カジノ併設複合娯楽施設を開設する法案を優先的に下院で審議するとしていたが、与党議員のとりまとめ役であるウィスット貢献党議員がこのほど、貢献党が方針を転換し、同案を取り下げ、これに代わり恩赦関連4法案の審議に注力する方針であることを明らかにした。
賭博合法化を目的とした同案に対しては、市民団体や最大野党・人民党などから強い反対意見が出ていたが、ウィスット議員は「法案は確実に取り下げられる。もう抗議デモをする必要はない。反対派の皆さんは家に帰ってゆっくりしてほしい」と話している。
