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ペートンタン首相とフン・セン前首相の私的通話問題  汚職制圧委が正式調査へ

タイとカンボジアの国境紛争再燃に絡んでタイのペートンタン首相(停職中)がカンボジアのフン・セン上院議長(前首相)と交わした私的通話の内容が流出し、不適切発言が原因となり首相がタイで厳しい批判に晒されている問題で、タイ国家汚職制圧委員会(NACC)はこのほど、調査部会を設置して首相の発言が倫理規範に抵触するか否かを判断することを全会一致で決めた。

ペートンタン首相は実父のタクシン元首相とフン・セン氏が旧知の仲であることから、私的通話の中でタイの国益や国軍に全く配慮せずに発言したことで国民感情を逆なでし、タイの指導者としての資質を問われることになったが、今回NACCが動き出したことで発言内容が倫理的にも問題か否かが問われることになった。

首相の不適切発言については、NACCが事前に検討を行っていたが、調査部会設置はNACCが正式に調査に乗り出したことを意味している。

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