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対米関税交渉でのタンシン元首相の関与に批判意見 与党幹部は反論

タイ政府は対米関税交渉にタクシン元首相の力を借りようとしているとされ、これに「不当な介入」といった批判が出ている。だが、与党議員のとりまとめ役である中核与党・タイ貢献党所属ウィスット議員はこのほど、タクシン氏はかつて大胆なチャレンジでタイを大きく発展させた豊富な経験と知識を持つ人物であり、同氏の起用に対する批判は政治的な駆け引きで実体を伴わないと反論した。

また、同議員によれば、不当介入の意味するところは不当な指図であるが、タイ政府が対米交渉を進めるうえでタクシン氏に期待しているのは「指示」ではなく、彼の見識・考察を共有することであり、不当介入に当たらないという。

なお、首相在任中の不正で有罪判決を受けたタクシン氏については、政治活動家シースワン氏が、タクシン氏が中核与党・タイ貢献党に影響力を行使しているのは法律に違反するとして中央選挙管理委員会に訴えを起こしている。

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