最高裁 タクシン元首相に禁錮2年の有罪判決
最高裁判所は6月6日、タクシン元首相が首相在任中の2003年から06年の期間中、宝くじ事業に関連して不正を働いたとして元首相を禁錮2年に処するとの有罪判決を下した。
この不正については、国家汚職制圧委員会(NACC)が2008年に提訴したが、同年8月に保釈中の元首相が国外逃亡したことから一時棚上げ。だが、関連法が17年に改正されたことで裁判継続が可能となり、今回有罪判決が下されることになった。
事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相は首相在任中の職権乱用で08年に禁錮2年の有罪判決を受けており、今年4月にも首相在任中の対ミャンマー融資に絡み禁錮3年の有罪判決が下された。