タイ貢献党が主張 「上院議員選任は違憲」 新首相就任無効狙う
タイ貢献党の法律専門家チューサク氏はこのほど、上院議員の選任方法について「合憲とは思わない」との考えを示した。
同氏によれば、憲法では、上院議員選任委員会のメンバーは政治的に中立でなければならないなどとされているが、実際には中立でない人々が委員に選ばれていたという。同党は今後も上院議員選任の「違憲性」を訴えていく方針だ。
上院議員は実質的に暫定政権によって選ばれており、これがプラユット首相が新首相に選ばれ、タイ貢献党陣営による連立政権樹立が阻止されることにつながった。このため、同党はプラユット首相が新首相に選ばれたことを無効にすべく上院議員選任を無効にしようと躍起になっている。