汚職制圧委が判断 ステープ元副首相の訴追は可能 不正容疑の証拠あり
2013年から翌年にかけて当時のインラック政権を非難する大規模な街頭デモを先導したステープ元副首相について、国家汚職制圧委員会(NACC)は8月6日、警察署・警察官用官舎建設関連プロジェクト2件に絡む同氏の不正容疑を裏付ける証拠が存在するため、訴追することは可能との判断を示した。
ステープ氏は元民主党幹事長で、現在連立政権の一角をなすタイ国民団結党の創設者となっている。
プロジェクトのひとつは、58億4000万バーツで396の警察署を建設するというものだが、業者が1社で数百の警察署の建設を請け負っているため、警察署の多くが未完成のままとなっている。