プラユット首相 「改憲に反対はしない」 野党などが強く要求
プラユット首相は11月12日、議会で憲法改正に向けた手続きが進められていることについて、「改憲には反対ではない」と述べるとともに、改憲では国民の意見に耳を傾けることが必要な場面も出てくるとの考えを示した。
政府は政策綱領の中で憲法改正の必要性を指摘しているが、首相は「私や政府を巻き込まないでほしい。改憲は議会で行われるもの。私には関わりがない」と述べ、改憲は議会で議会のルールに則って行われるものであることを再確認した。
なお、現行憲法は軍事クーデター後の軍政下で制定されたもので、とりわけ最大野党で反軍部色の強いタイ貢献党などが問題の多い憲法だとして改憲を強く求めている。