タイ南部の発電所建設事業で贈収賄の疑い 汚職制圧委が不正認定か
タイ南部ナコンシタマラート県での発電所建設に絡んで地元当局者4人が発電所建設を受注した日本企業に対し、規定を上回るサイズの船舶が港湾を使用できるようにする代わりに2000万バーツを要求したとされる問題で、国家汚職制圧委員会(NACC)はこのほど、調査によって贈収賄が裏付けられたとの判断に至ったという。タイ英字紙「バンコクポスト」が伝えた。
このほか、NACCによる調査では、シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション社(STEC)と同社役員2人を地元当局者の収賄を手助けした嫌疑で訴追するのに必要な証拠が見つかったとのことだ。
NACCは検察が容疑者を起訴できるよう調査結果を検察に報告する予定という。