ランドブリッジ計画 ラノン県民から反対意見も 首相が利点を説明へ
タイ政府はタイ南部にアンダマン海側のラノン県の港とタイ湾側のチュムポン県の港を結ぶ、道路と鉄道からなるランドブリッジを建設することを計画しているが、セーター首相は1月21日、「ラノン県の地元民が計画に反対の場合はどうするのか」との報道陣の質問に対し、間もなく移動閣議がラノン県で開かれるので、その際に地元民に計画の利点を説明すると返答した。
この大型計画は以前から議論されてきたものの巨額の資金投入が必要なことなどから実現には至っていない。だが、現政権は非常に前向きで、この計画を通じて巨額の外国投資を誘致できると期待している。
ただ、ラノン県など地元では、環境汚染や観光業への影響を懸念して計画に反対する意見が浮上。そのため、セーター首相は22日にラノン入りし、23日に同地で開催される閣議で出席する予定だ。