改憲要求動議に署名偽造疑惑 下院議長が調査を指示 審議に遅れも
最大野党・タイ貢献党などの要求に伴い現行憲法を改正するための手続が進められているが、チュアン下院議長は9月14日、憲法改正動議に記されていた下院議員の署名が本人のものでない疑いがあるため、下院事務局に対し署名が本物であるかチェックするよう指示したと明らかにした。
過去1週間に野党陣営からは4つの改憲動議が提出されたが、チュワン議長によれば、うち3つの動議について一部の議員がほかの議員になりすまして署名した疑いがあるという。
同議長によれば、今回の疑惑は、中核与党・国民国家の力党所属のパイブン議員から指摘で表面化したもので、同議員は署名偽造疑惑がクリアされるまで当該の動議を下院で審議しないようチュアン議長に求めている。