臨時国会で憲法改正加速に首相が前向き姿勢
反政府デモを続ける反政府勢力の要求のひとつである憲法改正について、プラユット首相は10月26日、11月1日に開幕する通常国会において現行憲法を改正する動きが加速するとの見通しを示した。これは26日にスタートした2日間の臨時国会において首相が「検証手続(改憲案の読会)は12月末までに完了する」と述べたことによるもの。
首相によれば、改憲に関しては連立政権を構成する政党の代表が10月6日に協議を行っているが、改憲に関する法案の第3(最終)読会は年内に完了する見通しであり、また、政府は改憲に関する国民投票の法案を数日中に議会に提出する予定という。
一方、ウィサヌ副首相によれば、憲法の改正は国民投票の実施が不可欠であり、国民投票を行うための法案ができあがるのは今年12月か来年1月とのことだ。