首相が改めて戒厳令発令を否定 反政府デモには通常の措置で対応
プラユット首相は11月25日、既存の通常の措置で十分に法律違反を取り締まることができるとして、反政府勢力の活動を抑えるために戒厳令を発令する必要はないとの認識を改めて示した。戒厳令は戦争などの有事に軍部にすべての権限を委ねるという命令。
プラユット首相の発言は外務省で米国ASEANビジネス評議会が開かれたあと、報道陣の質問に対し返答したもの。また、反政府勢力が5日間連続で大規模反政府デモを決行するとしていることについて、首相は、「言わせておけばよい。法律が存在しており、これに違反した者は処罰されることになる」と述べた。