中高生の私服解禁要求に首相は「家計に負担がかかるため制服の方がいい」
中高生の一部から私服で授業を受けることを許可するよう要求が出ている件で、ナタポン教育相は12月1日、「社会的圧力ではなく、正しいかどうかで決定を下す」と述べるとともに、一部の学校が私服で登校した生徒に授業を受けさせなかったことについて「個人的な見解だが、生徒がどのような服装であろうと教師は授業を受けさせるべき」と指摘した。教育相によれば、校内での私服着用が校則違反であっても教師が生徒の授業出席を阻止することはできないとのことだ。
なお、プラユット首相は、①緊急時などに生徒を識別しやすい、②学校で私服を許可すると衣服購入が増えて家計に負担がかかるーーなどの理由で学校での制服着用を義務づけた現行ルールを支持している。