医療従事者免責を可能とする保健省令発布が難航見通し
保健省は医療従事者がワクチン配分などで不当に訴えられて業務に支障が及ぶことがないよう、省令を発布して医師や看護師などへの免責適用を可能にしようとしているが、アヌチャ政府報道官は8月10日、「今のところ結論はまだ出ていない」と述べており、省令発布がすんなりといかない可能性が出てきたという。同報道官によれば、保健省は省令案を政府の法律専門機関である法令委員会にもまだ提出しておらず、同案に関する検討に時間がかかるのは必至とのことだ。
また、この問題に関連してアヌティン保健相は10日、「保健省が省令発布で守ろうとしているのは医療従事者であり、私ではない」と述べ、一部で出ている「保健相の保身が目的」との意見に反論した。