タクシン元首相の特別扱い疑惑 国家汚職制圧委が訴えを受理
首相在任中の不正行為で禁錮1年を言い渡された犯罪人であるタクシン元首相が警察病院特別室に入院しながら服役していることについては以前から「特別扱い」との批判が出ているが、国家汚職制圧委員会(NACC)のニワッチャイ事務局長は2月17日、「矯正局と警察病院がタクシン元首相を優待している」との訴えをNACCが受理したことを明らかにした。
元首相は「重病」と説明されているが、これについては各方面から疑問の声が上がっているが、関係当局はプライバシーを理由に詳しい容体を明らかにしていない。
ニワッチャイ事務局長は、「我々は事実関係を調査する。矯正局と警察病院にも説明を求めているが、不正を働いた者がいるかどうかがはっきりするにはしばらく時間がかかるだろう」と述べている。