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首相の任期 野党と与党で見解に相違 憲法裁に判断要請へ

最大野党・タイ貢献党によれば、同党を含む野党6党は来年8月、プラユット首相の任期がいつ満了するかについて憲法裁判所に判断を示すよう要請する予定という。憲法では首相任期は最長8年とされている。

プラユット首相は2014年5月に軍事クーデターを起こして全権を掌握し、同年8月に軍事暫定政権の首相に就任したが、この暫定政権の首相を務めた期間を任期に含めるか否かで論争が起きている。

野党陣営は、暫定政権の首相を務めた期間が任期に含まれるとして、2022年8月24日に任期満了となるとしている。すなわち、次期総選挙を経てプラユット氏が首相を続投することはできないという。

一方、下院の法律専門家チームは、暫定政権の首相だった期間は首相の任期として計算できないのであり、プラユット氏は現行憲法のもとで国王陛下のご承認を得て首相に就任した2019年6月9日の8年後の2027年6月まで首相を務めることができる、すなわち次期総選挙を経て首相を続投することが可能としている。

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