民主党が兵士の選挙妨害を訴え 陸軍幹部「妨害の事実確認できず」
与党・民主党が候補者擁立を予定している南部チュムポン県の選挙区で兵士たちによる選挙妨害があったと同党が訴えている問題で、陸軍第4管区のクリエンクライ司令官はこのほど、同党の主張を裏付ける兵士の言動は確認できなかったと述べた。
民主党によれば、陸軍の幹部が100人あまりの兵士を率いて同選挙区を訪れて、同区で実施される下院議員補欠選挙で民主党以外の候補者に投票するよう有権者に求めたという。だが、同司令官によれば、調査を実施したところ、選挙妨害の事実はなかったという。
一方、法律専門家のウィサヌ副首相によれば、今年はバンコクで都知事選挙、パタヤで市長選挙が実施される。都知事選に関しては、2014年5月の軍事クーデター以来実施されていない。