最大与党が分裂 首相は早期の総選挙の可能性を否定
プラユット首相は1月20日、近い将来に内閣を改造したり、裏切り者の下院議員を最大与党・国民国家の力党から追放するために解散総選挙に打って出たりすることはないと明言した。
同党では幹事長を務めていたタマナット氏と同氏を支持する下院議員20人を追放することが決まったが、これについてプラユット首相は、「党内部の問題であり、国民国家の力党が可能な限り正常な状態に戻ろうとしていることの表れ」と述べ、この件に距離を置く姿勢を見せた。
タマナット氏は昨年の不信任案審議でプラユット首相の不信任案可決に向け水面下で動いていたとされ、これが露呈して党内が一枚岩でないことが表面化する結果となっていた。