タイ発注の潜水艦納期が大幅遅延の見通し 中国側が中古潜水艦提供申し出
ソムプラソン海軍司令官は2月6日、中国が乗組員の訓練のために中古潜水艦2隻をタイに提供すると非公式に伝えてきたことを認めた。だが、詳細には言及しなかった。
関係筋によれば、タイが中国に発注した潜水艦は建造中のトラブルでタイへの納期が大幅に遅れる見通しであることから、中古潜水艦を提供することになったという。タイが注文した潜水艦は現在、武漢で建造が進められているが、エンジンを提供するはずのドイツのMTU社が、外国に販売する新しい潜水艦に使われると知ったことからエンジンの提供を拒んでいるとのことだ。この件について中国とドイツの間で交渉が続けられているが、タイへの納期は当初予定の来年9月から2024年4月ごろにずれ込む可能性が避けられない見通しだ。