与党首脳の会合で下院解散は議題に上らず タイ政局
5月にも野党陣営が不信任案を提出する見通しで、これに先立ちプラユット首相が下院解散に踏み切るとの見方が一部で出ているが、与党・民主党のチュリン党首(副首相兼商務相)は3月9日、先に行われた与党首脳の会合では下院解散は議題に上らなかったと述べた。
バンコクで8日に開かれたこの会合は、ウクライナ=ロシア危機とタイ経済への影響について意見交換するためにプラユット首相が呼びかけたもので、出席者の誰からも下院解散の可能性の話は出なかったという。下院解散は首相の専権事項だが、会合ではプラユット首相も下院解散にはまったく言及しなかったとのことだ。