公務中に女医をはね殺した暴走警官に実刑 禁錮1年強
3か月前にバンコク都内で警察官が大型バイクで医師の女性をはねて死亡させた事故で、刑事裁判所はこのほど、この警察官(21)に禁錮1年と15日の実刑判決を言い渡した。女性医師(33)は横断歩道を渡っていた際にはねられて重傷を負ったもので、搬送先の病院で死亡が確認された。警官は速度違反など計9つの容疑で訴えられていたが、裁判所はすべての容疑について警官に責任があると判断した。
また、この事故については、警官が公務中に起こした事故であることから、被害者の遺族が警察を相手取り7200万バーツの賠償を求める民事訴訟を起こしている。
刑事裁判所は被告にまず2年と30日の禁錮刑と8000バーツの罰金刑を言い渡したが、被告が罪を認めたことを評価して1年と15日の禁錮刑と4000バーツの罰金刑に減刑した。被告は20万バーツの保証金で保釈が認められた。