カルト問題 教祖と信奉者の居場所が判明 コンケン県
東北部チャイヤプム県の山中に何人かが住み着き、教祖と呼ばれる男(74)によって違法な医療行為が行われている疑いなどが浮上したことから、当局が先ごろ立ち入り検査をしたところ、棺に収められた遺体11体が見つかり、大きく報道されることになった。
男は逮捕されたもののすぐに保釈され、その後行方が知れなかったが、信奉者数十人と一緒に東北部コンケン県の田舎の家に移り住んでいたことが5月12日までに判明した。信奉者の多くは女性や子どもという。
家の前には「立ち入り禁止」と書かれた看板が設置され、また、その家に続く道には行く手を遮るように信奉者のものとみられる車が駐車。報道関係者が家に近づくと信奉者とみられる者に罵られたという。
地元の当局者によれば、付近の住民たちは、男性が今いる場所を新たな拠点にしようとしているのではないかと懸念しているという。