タイ警察トップが明言 「バンコクに違法賭博場はない」
ダムロンサク警察庁長官は11月2日、「バンコク都内に賭博場は存在しない」と“明言”した。これは、違法賭博場に出入りしていたという者たちが先ごろ、バンコク都内プラディットマヌータム通りにある24時間営業のビリヤードクラブを隠れ蓑とした違法賭博場で賭博に勝ったところ、拘束され500万バーツ以上を脅し取られたと訴え出るとともに首都圏警察の管轄エリア内にはこのような違法賭博場が100カ所以上あると主張したことに伴う発言だ。
”被害者“の訴えを受けて警察は現場を捜索したが、違法賭博場の存在を裏付ける証拠は見つからなかったという。もともと存在しなかったのか、それとも証拠隠滅かは不明。
同長官は、「私は10月1日に警察庁長官に就任してから今までに賭博場に関する報告はまったく受けていない」としているが、タイではバンコクを含め国内各地に違法賭博場が存在し、地元の警察が賄賂を受け取って見て見ぬふりをしているというのが実態とされている。