相次ぐ警官の汚職 タイ首相「悪徳警官一掃が必要」
権限を悪用して私腹を肥やす警官の汚職が最近次々に明らかになっているが、プラユット首相は2月13日、「警察の汚職は長年にわたるもので、関係者は協力して悪徳警官を一掃する必要がある」と強調した。
今年に入ってから電子タバコがタイで禁止されていることを知らない外国人旅行者が警官にゆすられる事件が相次ぎ、また、警察幹部2人が違法なネット賭博サイトの運営にかかわっていると指摘され、警察が事実関係の解明に動き出さざるを得ない状況となっている。この2人についてプラユット首相は、「関係当局が現在捜査を進めているが、私は『不正が明らかになった警官は懲戒処分や刑事罰を受けなければならない』と明言している」と力説した。